
漢方外来
婦人科・女性医師の私が漢方も処方する理由
当院の婦人科治療では、身体に負担が少なく、西洋医療で対応しきれない部分を補ってくれる漢方薬を積極的に利用しています。
実際、多くの女性患者さんの悩みの低減に役だっています。漢方薬は西洋薬同様、保険診療適応になりますのでご安心ください。
診察内容(保険診療)
- 生理前の不調(PMS)、生理の異常、更年期障害など婦人科の病気の治療の補助治療としての漢方処方。
- 冷え、むくみ、便秘、肩こり、頭痛、胃腸の不調などの不調改善への漢方処方。
- 他院にて不妊治療中の方の漢方処方や代替療法でのサポートをおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。※当院では不妊治療はおこなっておりません。
取り扱い漢方薬は140種類以上
取り扱い漢方薬メーカー
当院で処方する代表的な漢方薬のご紹介
保険診療で取り扱う漢方薬は約140種類!もあります。あなたに合う漢方薬を一緒に探しましょう!
更年期症状(女性)に用いられる漢方薬(例)
加味逍遙散(カミショウヨウサン)
体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちのある方
温経湯(ウンケイトウ)
体力中等度以下で、手足がほてり、唇がかわく方
五積散(ゴシャクサン)
体力中等度又はやや虚弱で、冷えがある方
桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン
比較的体力があり、肩こり、頭痛、めまい、のぼせて足冷えなどのある方
温清飲(ウンセイイン)
体力中等度で、皮膚はかさかさして色つやが悪く、のぼせる方
当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすい方
月経痛や月経困難症に使用される漢方薬(例)
桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)
体力中等度以上で、のぼせて便秘しがちな方
桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
比較的体力があり、のぼせて足冷えなどのある方
当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向がある方
温経湯(ウンケイトウ)
体力中等度以下で、手足がほてり、唇がかわく方
加味逍遙散(カミショウヨウサン)
体力中等度以下で、のぼせ感があり、精神不安やいらだちのある方
冷え症の状態と代表的な漢方薬(例)
気虚
十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ)・人参養栄湯(ニンジンヨウエイトウ)など
気虚:気のエネルギー不足。熱が産まれにくくなっている。疲れやすい、カゼを引きやすい方が多い。
お血
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)・温経湯(ウンケイトウ)・加味逍遙散(カミショウヨウサン)・当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)など
お血:血液の流れや働きに問題があり、熱が運ばれにくくなっている。便秘気味で月経痛や肩こり、肌荒れなどを伴う方が多い。
水毒
苓姜朮甘湯(リョウキョウジュツカントウ)・当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)など
水毒体質:体の水分量バランスが悪いため、水分がたまっているところに冷えが起きている。頭痛や頭重感、むくみ、耳鳴り、頻尿などを伴う事が多い。
粉薬が苦手なあなたでも大丈夫
粉薬が苦手なあなたでも内服できるように、飲み方のアドバイスもおこなっています。
種類は多くないですが錠剤も取り扱っています。
診察の流れ
- 受け付け
- 問診、診察(東洋医学的な舌診など)
- 処方決定(気の流れ、血の状態、水の状態や胃腸の状態を判断し、患者さんの症状、体質にあった漢方を選びます)
- (必要に応じて)血液検査など
- お会計、次回の予約など
- 1回に出せる漢方の種類は原則3種類までですが、主には1~2種類を朝夕・あるいは朝昼夕の食前に処方します。最大処方は3ヶ月までです。半年に1回は簡単な採血にて副作用チェックが必要になります。
症状の変化に合わせ、薬剤の変更、量の増減、中止を判断します。
- 初回は14日~28日処方で様子を見ることをおすすしています。
漢方処方FAQ
漢方も副作用はあります。当院では副作用のチェックのため半年に1回の採血をおこなっていますし、毎回の診察で体調を確認しています。
飲んで直ぐ実感できるかたもいますし、2~3ヶ月継続したくらいからじわじわと効果を実感する方もいたり。漢方の種類や期待する効果によって感じ方はいろいろです。まずは最低2週間~1ヶ月の内服をおすすめしています。
漢方薬は植物の根や葉など自然の生薬をもとにつくられていますが、薬理効果はしっかりと認められています。
ただ、効果の感じ方は個人差が大きく、同じ症状に同じ漢方を内服しても、効いた!と感じる人、効かないと感じる人、様々です。
当院の漢方薬はすべて保険診療で処方しています。
薬剤の種類や飲む回数、処方日数にもよりますが、平均的には処方箋薬局で3,000円~5,000円ぐらい支払われる方が多いようです。
基本的には食前の空腹時にのむことを指導しています。しかしながら、忘れてしまったときは食間や食後にのんでもいいですよとお話ししています。
その他の質問はこちら
上記ページであなたの体質を東洋医学的にチェックしてみませんか?おすすめの漢方薬のも紹介されますよ!
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